僧帽筋の復習
解剖学の授業が終わり、帰りの新幹線です。
やっぱり体を理解するには筋肉の付いている場所である起始と停止を明確に知らないといけないな〜と再確認でした。
個人的には細かい位置に関してはアバウトでも良いけど、どんな動きの時にどの辺の硬さや弱さが出るのかイメージできればいいと思ってました。
今日は内転筋群を中心に習ったんですが、今までざっくりだった位置関係がハッキリして、すごく明確化できました。
例えば開脚した時に膝が浮いてしまう場合、
内転筋群5種類のどれかが硬い可能性がありますが、もしバッタコナアーサナ
がしっかりできるのであれば膝が曲がった時に緩む筋肉である薄筋の硬さである可能性が高まります。
そんな感じで位置関係が明確であると体の動きに対してどこが作用しているのか、見てわかるようになり、動作の異常に対する解決策も見えてきます。
と、いう事でここのブログで筋肉について書いちゃおうかと思います(誰が喜ぶのかわかんないけどw)。
一応、ヨガを実践していたり、ヨガの指導をしている人向けの記事なのでいいかw
解剖学を学びたいという方は私の勝手な復習にお付き合いくださいw
今日は僧帽筋について。
なぜって?
教科書に最初に出て来るからですw
僧帽筋って、背中にある大きな筋肉です。
肩甲骨を寄せたり、
肩をすくめたり、
逆に肩を落としたり、腕を上げ下げする時に使われるなど、なかなかマルチに働く筋肉です。
筋肉ってそもそもゴムみたいに伸び縮みして働くので、どこかとどこかを繋ぐようについています。
それを起始と停止と言いますが、僧帽筋の起始は後頭部から首のあたり背骨(頚椎7個)と胸のあたりの背骨(胸椎12個)についていて、停止は肩甲骨らへん(後ろに出っ張っている部分)にあります。
これがどういうことかって言うと、
起始(後頭部から胸椎12番までの部分)に肩甲骨を近づける。
その逆に肩甲骨に起始を近づける。
という動作をする筋肉という事です。
後頭部に肩甲骨が近づけば、肩をすくめる動作。
肩甲骨が胸椎の上部にに近づけば肩甲骨同士を寄せたような感じ。
肩甲骨が胸椎の下部に近づけば肩を落とした動作。
という風に単純な動きです。
どこからどこについているか、その結果どことどこが近づく働きか、その筋肉が硬いことでどんな動きに支障をきたすか。
僧帽筋はメジャーな筋肉なので、昔から知ってはいましたが、今まで学んできた知識や経験を踏まえて確認するとやっぱり理解が深まります。
科学の進歩でどんどん新しい理論、トレーニング方法などがでてきますが、人間の体は時代とともに大きく変わっているわけではありません。
だから解剖学を学ぶことは時代が進んでいっても役立つ事だと思います。
人間の体は非常に複雑ですが、知ったら意外に単純な所もあります。
これを機に知識を深めていきたいところですね。
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 落ち着いたらレッスン情報も! 興味があれば是非読んでみてください。
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