思ってるより変われるもの
「やり抜く人の9つの習慣」6つ目は「今はできなくても、できるようになると考える」です。
これは考え方の問題ですが、生まれつきの能力が変わらないと考えるか、変化できると考えるかですね。
「才能」って言葉はよく使われますが、これは一般的には生まれつきもった素質とか能力を指しますよね。
頭がいいとか、足が速いとか、コミュニケーションがうまいとか。
もちろん遺伝子や幼少期の環境は人間に大きな影響を与えると思いますが、意外と人は後天的に変われるもんなんですよね。
筋肉は鍛えれば強くなりますし、最近では脳も「可塑性」という性質に注目されています。
要は脳も使い方によってどんどん形を変えていくという性質で、生まれつきの能力で全てが決まるわけじゃないって事ですよね。
僕も正直「不可能なんて無い」とまでは思ってませんが、「一般に思われているよりは、結構色々できるようになる」と思っています。
もちろん何歳になっても。
身長や顔など、生まれもっての資質はある。
その後の環境によっても、指向や積み重ねた能力には差が出る。
こういう事をトータルして大人になると思いますので、「何が得意で何が苦手か」っていうのはかなり個人差が広がりますよね。
苦手な事を始めたときは当然難しく感じると思うし、得意な事でも突き詰めていけば壁に当たると思います。
そんな時に、「自分の才能ではここまでだ」と諦めるのはまだ早いのかも。
もちろん「成功しなきゃいけない」とは思いませんし、「うまくいかなくても大丈夫」と思える事って大事だと思います。
「成功した自分」が好きなのはいいけど、「成功してない自分は嫌い」だと辛くなるかもですから。
でもやりたいけど上手くいかない事なら「できないんじゃない、今はまだできないだけ」と考えて試行錯誤を続けるのもいいんじゃないですかね。