ベースありつつ刺激を作る
最近こんな本を読んでました。
芸術的創造は脳のどこから生まれるのか。
芸術的創造とか、フィットネスやヨガとは関係なさそうなタイトルですが、インストラクターは読んでおくと結構役立つかもしれません。
僕らの仕事って「痩せる」とか「腰痛改善」とか、体の変化を提供するというのがメインですが、
「楽しい」とか「心地いい」とかを提供するのも重要だったりします。
そして体の変化を起こすのはサイエンスの領域ですが、楽しいとかはアートの領域が多いと思います。
体のことばっかり勉強してても楽しいレッスンはできないですよね。
効果と楽しさがどちらも必要なフィットネスって、位置付けとしては医療とエンタメの間みたいな感じかな。
お医者さんって、「いい人」であるよりも「面白く」あるよりも、「ちゃんと治せる」が重要ですよね。
めっちゃ優しくて面白くてイケメンだけど全く病気を治せない「ハイスペックヤブ医者」よりも、めっちゃ怖くて罵声を浴びせてくるけどすぐに治してくれる「腹立つ名医」の方がいいですよね。
逆にエンタメの場合は「役に立つ情報」よりも「楽しい」の方が評価されやすいと思います。
YouTubeとかも「くだらないけど笑える」っていう動画が一番人気ありますもんね。
で、フィットネスのスタジオレッスンはその間くらいなのかな〜と思います。
そのレッスンで求める効果を得られるように構成したら、あとはいかに楽しくできるか。
いい内容であるなら、楽しくて続けられた方が良いですからね。
(もし体に悪い内容であれば楽しほどに良くない結果が待ってますが)
そんな楽しさを感じる一つの要素として、今回読んだ本が役立つような気がします。
今日一つ紹介すると、「適度な予想外」は意識しておくといいかもしれません。
人間の脳はなるべく省エネで活動するようにできているので、慣れたことに対しては反応しにくくなります。
最初は美味しいと思って食べていた吉野家の牛丼も、毎日食べてたら刺激を感じなくなってきます。
曲とかも「この曲ずっと聴いてられる!」というくらいハマった曲があっても、いつの間にか飽きますよね。
エクササイズで言えば、同じ流れで同じトレーニングやダンスをやっていたら楽しいとかは感じなくなっていきます。
でもいつも違う内容だった場合、毎回情報量が多すぎてストレスが大きいので、慣れた動きで心地よく動きつつ、新しい刺激で楽しむという構成が良いと思われます。
また、毎回違う内容を受けていると新しい内容への感動が薄くなると言われています。
食事とかも、ある程度のパターンを作っておいて、たまに外食に行くと感動が大きいですが、毎食が外食だったら新しいお店に行っても感動が小さかったりします。
ということで運動も食事も、ある程度のベースを作りつつ、時に変化をつけるというのが、楽しみながら続けるコツになりそうです。
<ヨガ動画>
https://m.youtube.com/channel/UCd_aX1pAskhMbEmLxoFcFRQ
だいたい毎日ヨガの練習動画を上げてます。
レッスン動画じゃないので、詳しい説明とかはしてないです。
<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
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