長野県上田市のヨガインストラクターHIROKI

長野県でヨガのインストラクター、ダンサー、トレーナーとして活動しているHIROKIです。ヨガのポーズと解剖学、ヨガの哲学と近代哲学、感覚的なヨガの知識と、論理的に説明のできる知識を照らし合わせて、ヨガの疑問を紐解いていきます。少しでも生活の質向上に役立てれば嬉しいです。

失敗を楽しむスタンス

最近、岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」を読んでいます。

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https://a.r10.to/hbPuuv

 

芸術家・岡本太郎と言えば太陽の塔が有名ですね。

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やたら斬新なデザイン。

 

でもその他の活動は全然知らなくて、本を書いてるのも最近知りました。

 

本には、さすが芸術家という感じの「自分を貫いた人生観」が書かれています。

 

僕はヨガ哲学を基本に、心理学や仏教的な考え方などからも生き方のヒントを貰っていますが、芸術家の思想って今まで聞いたことなかったですね。

 

 

かなり自分を貫いて生きた人なので、参考にならないと感じる人も多いかもしれませんが、その分感銘を受けた人も多い本らしいので、よかったら是非。

 

 

岡本太郎さんってどんな人なのか

ここでは本の内容で僕が印象に残った所を少し紹介していきます。

 

まずね、学校の先生に反発して学校を変えるというのを学生時代に4回やっているんですが、それがなんと小学校一年生w

 

小さい頃から自分の考えが強烈にあって、しかもそれを実行するような人なんですね。

 

そして大人になってから10年くらいはパリで生活していたので、更に日本人の一般感覚とはかけ離れていきます。

「10年ほどパリに住んでました」とか言ってみたいよねw

 

日本に戻ってきてからは、芸術家として活動するんですけど、日本で認められているようなスタイルは一切使わず、批判されまくりのスタート。

でもいつのまにか認められて有名になった人です。

 

今の時代で考えても変わった人なのに、これ戦争の前後くらいの時代なので、相当変わった人だと思います。

 

そんな岡本さんの考え方なので、ちょっと変わってけど良い内容でした。

 

 

・生き方に役立ちそうな項目

今回読んでみて、役立つしヨガ哲学とかとも通じるな〜と思った考え方が3つあります。

①失敗を楽しむスタンス

②相対じゃなくて絶対で生きる

③下手を貫く

これについて紹介するので、何かの役に立てば嬉しいです。

 

 

・失敗を楽しむスタンス

今日はこの失敗について。

 

岡本さんはさっきも書いたように、かなりぶっ飛んだ人なので、失敗とかを恐れる気持ちが皆無ですw

 

むしろ思い通りにいかないのが楽しくてしょうがないというタイプ。

(それもすげぇなw)

 

この前「煩悩」の定義を紹介しましたが、「煩悩→うまくいかないとイライラする願望」です。

 

だから結果を求めずに行為をする事が煩悩に振り回されない生き方だと捉えました。

 

 

しかし仏教式の「うまくいかなくてもいいや」よりも岡本式の「うまくいかないのが楽しい」という方がヤバいですよねw

 

何かにチャレンジするときに、「うまくいってもいいし、うまくいかなかったら面白い」という考え方は、チャレンジを後押ししてくれるものだと思います。

 

 

・判断基準が超主観

失敗が怖くないどころか楽しいわけなので、「無難にこなす」という選択肢はメリットがなくなります。

 

無難って、

メリット→「失敗する確率が低い」

デメリット→「大きな成果は望めない」

ですよね。

 

それに対して挑戦って、

メリット→「大きな成果が得られるかもしれない」

デメリット→「失敗する確率が高い」

です。

 

 

でも岡本式の「失敗は楽しい」を使うとちょっと変わります。

 

無難→「大きな成果が得られなくて予想外の楽しさも無い」

挑戦→「頻繁に予想外の面白い事が起きて、たまに大きな成果が得られる」

 

そりゃ、岡本さんが挑戦的な生き方しかしないわけですわ。

 

うまくいきやすいかじゃなくて、「好きか嫌いか」とか「やりたかいかどうか」のような主観を大事にしているんですね。

 

 

・無難のいいところもあるけどね

とは言っても何でもかんでも挑戦してたら大変ですよね。

 

例えば朝起きて歯を磨くときに、いつもだったら歯磨き粉を使いますが、「今日はちょっとキッチンハイターで磨いてみよ」とか言ってたら大変ですよね。

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いや、今のは挑戦じゃなくてアホすぎたかな。

 

もうちょっと現実的な事でいいんですが、挑戦っていうのは新しい事をするわけですよね。

だから時間がかかったり難しかったりします。

 

自分が拘ってない分野に対して、いちいち大きな労力を注いでたら、自分の分野で挑戦する時間がなくなっちゃいますよね。

 

僕は拘ってない分野はとても無難です。

良いと知っているものを思考停止で使います。

 

それこそ歯磨き粉とかどれでも良いんで毎回同じの買います。

無難にGUMとか買います。

 

だから挑戦するなら、自分の好きな分野、拘る分野ですね。

むしろそこは徹底的にいくのが良いかも。

 

 

・いつでもやめればいい

失敗を恐れて挑戦できないのも残念ですが、「一度始めてしまったら続けなきゃいけない感」もよくありますよね。

 

確かに継続をしないと、変化を起こすことは難しいです。

 

運動だって続けなければ体を維持できないです。

 

でも続けるためにはまず、始めなければいけないですよね。

 

岡本さんは、三日坊主でいいから始めてみて、すぐ辞めてもいいから全力でやってみる事を勧めています。

 

やってみて、うまくいかなくても、すぐやめちゃってもいいから、それも込みで楽しめると幸せかもしれませんね。

 

 

 

<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019


HIROKI

日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。

 

パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。

 

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