長野県上田市のヨガインストラクターHIROKI

長野県でヨガのインストラクター、ダンサー、トレーナーとして活動しているHIROKIです。ヨガのポーズと解剖学、ヨガの哲学と近代哲学、感覚的なヨガの知識と、論理的に説明のできる知識を照らし合わせて、ヨガの疑問を紐解いていきます。少しでも生活の質向上に役立てれば嬉しいです。

煩悩の定義

前回紹介した「あきらめる練習」の本の中で、もう一つ面白い内容がありました。(他にも色々あるんだけどね)

(ちなみにお坊さんが書いた本です。)

 

 

それが「煩悩」の定義です。

 

煩悩って聞くとなんとなく「欲」的なイメージがあるんじゃないでしょうかね。

 

物欲とか凄い人に、「お前は煩悩の塊だな」みたいな言い方しますし。

 

 

まぁ、間違いではないと思うんですが、仏教的な定義では「自分の都合通りにいかないと苦しくなる欲求」みたいに言います。

 

 

「お金が欲しい」とかもそうですが、「挨拶したら返して欲しい」みたいな場面でも起きえます。

 

こちらから爽やかに「こんにちは」と言ってみたけど、

相手は完全にスルーという場合。

 

そこでイライラするのであれば「煩悩」という事ですね。

 

 

「挨拶を返してくれたら嬉しい」と思っても良いですが、「返さないと腹立つ」だと苦しいですもんね。

 

 

煩悩と言えば全部で108個あるとかで、年末によく煩悩を消すための「太陽礼拝108回」というヨガイベントが各地で開催されます。

去年は僕もやりましたが、あれはなかなか大変でしたねw

 

でも、今思えば「絶対108回やり切るぞ」って思いすぎるのは「むしろそれが煩悩」なのかもしれませんね。

 

「達成できたらいいな」もOKだし、「今年は去年よりスムーズに」とかの目標があってもいいと思いますが、執着してしまうとちょっと違うのかな。

 

 

煩悩は「何かを求める事」事態ではなく、「思い通りにならないと苦しむ心」ですので、煩悩をなくすというのは、「何も求めない事」ではなく、「欲しいけど、ダメでもいっか」と思う事なんじゃないかな。

 

 

もちろん、自分にできる事、コントロールできそうな範囲は頑張った方がいいと思います。

だけど「自分にはどうにもできない事」が世の中にはいくらでもありますよね。

 

 

「やるだけやったら後はいっかな」っていうスタンスが苦しみを生まないのかも。

 

 

 

 

<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019


HIROKI

日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。

 

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