自己満足な他者貢献
前の記事でドーパミンについて書きましたが、「自分の満足」ではなく「他者への貢献」っていうと「自己犠牲」的な考えになってしまうかもな〜と思って続きです。
ドーパミンは何かを得たいと思うときに、モチベーションを高めてくれる「やる気スイッチ」的なポジションでした。
つまり「年収1000万円を目指す」とか、「フルマラソンで4時間を切る」とかですかね。
なので、具体的な目標を持って生きる事が活動的な自分に繋がるのは納得ですよね。
ただ、具体的な目標ばかりだとドーパミンロス(燃え尽き症候群)が起きてしまうので、それだけだと更に強い刺激を求めていくしか無くなります。
だから自分の欲のためではなく、誰かのために何かをする事でそこから抜け出せますよ。
というのが前回のお話。
でもそこに「自己満足」があった方が幸せ度は高いはず。
というか、そうじゃないと長続きしないと思います。
自己満足って悪い意味で使う事が多いと感じますが、要は「相手がどう思うとか関係なく自分が満足する事」が自己満足なので、「儲けたい、褒められたいじゃなく、やりたいからやる」というスタンスになります。
ヨガのインストラクターだったら、
「ヨガの先生としてカッコいい自分を認めて欲しい」
とか、
「今どんどん広がるヨガで一儲けしよう」
とか考えてると際限なく欲と戦う事になると思いますが、
「ヨガをやったらいいかも、めっちゃ教えてあげたい」って思って伝える場合は、ただ伝えたいだけっていう自己満足なので欲とのバトルは避けられて幸せを感じます。
これは相手からの評価や報酬のような「結果」を気にせずに「行為」に満足する事になります。
まさにヨガでよく言われる「結果を手放して行為する」事です。
本当に「相手のために」という意識があれば、自己満足が無くても結果を手放せるかもしれませんが、「自分がやりたくない事で他者への貢献」となると、めちゃくちゃハードルが高いです。
完全に自分を削って相手にあげる、アンパンマン的発想ですからね。
(アンパンマンすげー)
それなら自分がやりたいと思うこと、してあげたいと思うことをして、自分がやりたくない事は、それをやりたい人にお任せした方がいいですよね。
ヨガの教えとは少しずれる気もしますが「自己満足な他者貢献」が「現実的に結果を手放せる方法」じゃないかと思います。
これはちょっとした考え方で脳に刺激を入れられるヒントになっていて、例えば「映画を見るのが好きで毎日見てたいけど、誰のためににもならない」と思うよりも、
「映画をたくさん見るのは感性を磨く事だから、関わる人達に良い影響を与えられる自分になる行為だ」って思った方が勝手に人のために何かをしてるので、幸せになります。
誰かのために好きな事してるっていう状況が幸せという事ですね。
別に仕事じゃなくて良いと思いますし、すごいことじゃなくて良いと思うので何かやってみたらいいかもしれませんね。
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
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