認知の錯覚
人って実際よりも自分が物知りだと思うとか、実際よりも人に貢献していると思うとか、結構残念な錯覚が証明されています。
「実際よりも物知りと思ってしまう」に関しては、
前に「ファスナーの構造を説明できるか」という事を書きましたが、実験で試したところ多くの場合で「わかってると思ってたけど説明はできなかった」という物でした。
僕も「ファスナー、わかるよ!ジャーってなって閉まるの!」って感じしか説明できませんでした。
そして「実際よりも人に貢献してると思う」に関しては、
色んな夫婦を対象に調査した研究が示されています。
「あなたは家事を全体の何%負担していますか?」と言う質問を旦那さんと奥さんにします。
その結果、どちらも50%以上の数字を答え、2人の総和は100%を超えると言う物でした。
自分ではたくさんやってるつもりなんですね。
これに関しては、少なくとも日本だと旦那さんが盛ってるような気がしますけどねw
うちのとーちゃんは何かやってたかな〜
こういう現象を「認知の錯覚」と言うらしいです。
意外かもしれないけど、人は基本的に認知の錯覚を持っているという事を意識しておいた方がいいかもしれません。(全員ではないですが)
仕事にしても、家事にしても、実際のパフォーマンスや努力よりも本人は頑張っていると感じているはずなので、実際の行動よりも割増で感謝した方が妥当です。
「ちょっとありがたいな〜」と思ったら「めっちゃありがとう」ですね。
家事で言えば、朝にゴミを出して、たまに風呂掃除をしてくれるお父さんは、家事の全体像を知らない場合も多いです。
自分が思いつく全作業のうち、自分の作業は50%を超えていると思ってるわけですね。(実際は全作業のうち、10%くらいだったとしても)
この認知の錯覚は正しい知識を得る事で緩和されるので、一回全部の作業をちゃんと知るとか、やってみる機会があれば変わるかも。
(ファスナーの構造を説明してみたら、自分が全然わかっていない事に気づいたように)
相手の行動に関しては、自分が感じているよりも相手は頑張っているかもしれないし、自分の行動は実際よりも貢献度が低いかもしれない。
ある意味ではヨガで良くないとされる「フィルター越しに見る」という事になるけど、相手の気持ちがイメージしやすくなるのかも。
[今日のヨガ]
自分がやってるヨガの動画を撮ってみました。
詳しい説明はしてませんが、もし良かったら一緒にやってみてください。
<イベント情報>
8/30(日)
★B-Passion★vol.10
[詳細]
https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2020/07/26/200058
<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
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