ヨガを広めたいわけじゃない

今日はヨガイベント1日目でした。

受講された方がどう感じたかはわかりませんが、なんか良い空間だったと思いました。

僕にとってはいつも関わっているお客様に対して、会わせたいと思った講師を呼んでくるのが楽しみだったし、

大地さんも今回のイベントを楽しみしてくれていて、色々と準備を進めてくれていたし、

参加者の方もイベントを楽しみにしてくれていたように思います。

解剖学のクラスなんかは本来インストラクター向けくらいのマニアックな内容でしたが、真剣に聞いてくれている姿を見て2人で感動していました。

そんな風に皆さんが聞いてくれたからこそだと思いますが、最後に大地さんが言っていた事が心に沁みました。

彼は病院で勤務していたし、今は自分で整体院を経営しているのでお客様は患者さんという事になります。

すでに体のどこかが悪い状態にある人が相手なので、「運動しないとどうヤバイか」とか、「そこから戻るのはどれだけ大変か」をわかっています。

だからこそ手遅れになる前になんとかしようって本気で伝えています。

「自分の体は一つだけ」だから、

ちゃんと向き合っていく価値があるはずです。

そのために伝えたい事っていっぱいあります。

イベント後に大地さんと飲みに行ってそんな話をたくさんしました。

(馬刺し食いながら。)

「本当の意味で体が機能的になるヨガ」ができたらいいな〜と2人で話してて、

仰向け、寝返り、うつ伏せ、四つ這い、起き上がりなど、もはやヨガのポーズとかじゃないんですけど、僕らが考える体の機能向上って結構日常動作にヒントがあります。

それを少しでも楽しく、気持ちよくできたらいいな〜って思って話してたので、新しくそういうクラスを作ろうかと思います。

次回のヨガイベントでリリースできればいいな〜

この話に限ったことではありませんが、物事の本質って結構シンプルでつまらない内容だったりします。

「寝返り45分間レッスン」で「楽しそ〜！」って思ってくれるならそれでいいんですけど、本質的な価値を残しつつ、気持ちよく呼吸して自律神経を整えたり、少し難しいポーズにチャレンジする楽しさがあったり、ヨガと結びつけることで楽しく、気持ちよくなるような気がします。

そういった意味で僕にとってヨガは何かを伝える手段だと思います。

英語とかと一緒ですね。

とりあえず英語が喋れるようになりたいっていうのもいいけど、伝えたい事があって、伝えたい相手が英語の方が伝わりやすいから英語を学ぶっていうのが普通ですよね。

だから、ヨガ自体は広まっても広まらなくてもどうでもいいんですよね。

僕が長年やってるダンスも、やりたい人がやればいいと思う。

でも体の事はみんな知った方がいいと思うし、自分の事を「知る」とか「好きになる」とかも、みんなやった方がいいと思います。

そのために僕はヨガが伝えやすいと感じただけですね。

歌が響く人もいるし、絵が響く人もいる。

これが小さい男の子相手ならブレイクダンスから入って、憧れてくれれば話を聞いてくれるかもしれません。

大人相手だとなかなか難しいけどw

そんな風に、改めて考えると「ヨガは手段であって目的ではない」っていう事を確認できました。

今後も色々と伝えていきたい事を伝えていけるように勉強していきたいですね。

HIROKI    

日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。    

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