長野県上田市のヨガインストラクターHIROKI

長野県でヨガのインストラクター、ダンサー、トレーナーとして活動しているHIROKIです。ヨガのポーズと解剖学、ヨガの哲学と近代哲学、感覚的なヨガの知識と、論理的に説明のできる知識を照らし合わせて、ヨガの疑問を紐解いていきます。少しでも生活の質向上に役立てれば嬉しいです。

下手を極める

今日まで岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」の内容です。

今回は「下手を貫く」について。

 

岡本さんは芸術家だから絵とかうまそうですよね。

まぁ確かに上手いと思うんです。

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でも絵が上手いって、正直なんなのかわかりませんw

 

上手いのかもしれないし、下手なのかもしれない。

 

対象物をどれくらい正確に描けるかという観点であれば、上手いか下手かは判断しやすいですよね。

 

上手い絵は写真みたいにキレイな絵になると思います。

でもそれを極めるほど「写真でよくね?」とも思います。

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そして有名な絵だけど、ピカソって上手いのか?とも思います。

 

めっちゃ評価されていて、とんでもない額で取引される絵だけど、正直言って上手いように見えなくないですか?w

 

下手を極めたみたいな感じなのかもしれません。(絵のことが全くわからず、とても失礼ですいませんw)

まぁ、模写をしてるわけじゃないと思うので、ちょっと観点がズレちゃいますが。

 

 

・上手いとかキレイは響かない

上手いっていうのはある意味「キレイ」とも言えます。

お手本通りにできる事が上手いだったりしますよね。

そしてお手本って基本的にキレイですよね。

 

 

だからスポーツにしても、芸術にしても、上手い人って皆ある程度似てるような気がします。

そして上手いってことは正確さが高まるので、ある意味では機械的にも感じられるのかもしれませんね。

 

 

・上手さは再現しやすい

確かに上手いというのは凄いと思いますが、ここに意識を向けすぎると結構辛い可能性があります。

 

なぜなら、上手いと下手だけで考えたときは上下の関係というか、勝ち負けの関係になるからです。

 

スポーツの経験がある人って多いと思いますが、大抵の場合は勝ち負けの世界で戦いますよね。

 

 

勝てれば嬉しいし、負ければ悲しい。

上には上がいる。

勝てない自分はダメな人間だ。

 

など、色々とマイナスな考えになる人が多いんですよね。(皆そうなるわけじゃないけど)

 

しかも勝ち残ったチャンピオンみたいな人でも、

いつか負けるんじゃないかと不安

もっと凄いことを期待されているのが苦しい

みたいな悩みも多いです。

 

 

・世界に一つだけの

SMAPさんの曲でありましたよね、「ナンバーワンじゃなくて良い」みたいな、「オンリーワンになれば良い」的な考え方。

 

 

「下手を貫く」ってまさにそういう観点だと思います。

 

上手くなるのも大事だし、面白いと思いますが、自分の色を出すのが「幸せ」とう観点では重要かと思います。

 

さっき「上手いはお手本通り」みたいな事を言いましたが、逆に言えば「下手はお手本と違う」ですよね。

 

だから「自分を出す」=「お手本と違う」=「下手」という理論が成り立つと思います。

 

 

・ダンスやってて感じる「下手」の重要性

僕はダンスをやっていて、結構凄そうな技を練習する時もあります。

 

頭で回ったり、片手で回ったり。

 

こういう技に関しては、「上手くやるコツ」があるし、「理想的な形」もあります。

 

だけど、自分流に始めたら、最初は理想とは違う形になりますよね。

その時にダンサーは選択を迫られます。

 

①自分のクセを治してお手本通り上手くやる

②自分流で変な形のまま練習する

 

 

これって普通の感覚だったら①が良さそうじゃないですか。

確かに上手いダンサーは①をやって、めっちゃ上手くなるから評価もされます。

 

逆に②をやったダンサーは多くの場合で「全然うまくいかないからやめる」、「微妙な感じで妥協する」となります。

 

でも本当に一部の人はちょっと違います。

「変なまま練習してたら見た事ない技ができた」という発明。

 

最初に練習していた技とは違うけど、新しいものになってしまえば「下手」じゃなくて

個性的」とか、「新しい」とかになって評価されます。

 

 

・日常では

絵とかダンスの世界は特殊と言えば特殊ですよね。

そんな世界だから通用する考え方だと思うかもしれません。

 

まぁ仕事のスキルとしては、上手くやって成果を出すことも大事だと思うので、何でもかんでも「下手でOK」とはならないかもしれませんね。

 

でも自分の個性とかは、下手でいいと思うんですよね。

 

確かにコミュニケーションが上手い人とか、意志の強い人とか、「あの人すげー」っていう人もいますが、そうじゃなくても良いですよね。

 

劣ってて良いという意味じゃなくて、違うスタイルもアリという意味で。

 

例えば僕の大事な友達に、絶対に時間通りに集まらない奴がいますw

しかも彼はすぐお金を貸して欲しがるし、あまりちゃんと働きません。

 

でもそこを含めて大事な友達です。

だらしない良さもありますw

 

たくさんの人に好かれる人って、ある程度上手さが必要ですが、自分と合う人と関わるのであれば上手さはいらないですよね。

 

むしろ変な人って面白いから、自分に合うタイプであれば変であるほど良いと思いますw

 

もちろん最低限気をつける関わり方はあるかもしれませんが、その基準も相手次第。

自分をダメだと思ったり、上手くやらなきゃいけないと思わず、「下手なのが良い」と思うのは幸せな感じがしますw

 

 

 

 

<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019


HIROKI

日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。

 

パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。

 

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