本番に強くなるポイント
昨日は最近ちょいちょいお勉強させて頂いている清水忍先生のスタジオへ。
今回は座学だけでなく実際にトレーニングも見てもらいました。
器具も使いながら、色んな角度からダンサーの為に必要なトレーニングを習ってきましたが、バーベルとかダンベルは久しぶりに持ちましたね。
ダンサー向けなのでかなり特殊なトレーニングも含まれていますが、他の人にも役立ちそうな事が結構ありました。
最近、自律神経の話題で「本番での力の発揮」について少し書きましたが、また違う観点でそれ系の事を習ったので、役立ててもらえれば。
まず、「本番に強い」は人それぞれ色んな捉え方があるかもしれませんが、ここでの定義は「練習通りのパフォーマンスを出せる事」とします。
「本番になると練習以上にうまくいく」とかは練習で力を出し切れてないだけなので、少し違って、
本番になると「よく相手が怪我して勝てる」とかも違いますよね。(これは少し怖いw)
そうなると、練習が100%として、それが本番で出せないとしたら、何かしらの邪魔が入っていると考えます。
それがこの3つ。
①環境要因
②生理的要因
③心理的要因
です。
この3つに邪魔されなくなれば、自分のパフォーマンスを100%出せると言うことになりますね。
①環境要因
これは本番の場所、照明、音響、観客、対戦相手、審査員など、外的な要因です。
僕がやっているブレイクダンスで言えば、床質やDJのかける音楽などは大きな影響がありますね。
この対策は単純で、なるべく本番に近い練習をする事が重要です。
本番に何かの影響で集中できなかったり失敗したのなら、その状況で失敗しないように練習しておくわけですね。
例えば人前で何かをする人は、1人で練習してても本番と環境が違うんですよね。
②生理的要因
これはざっくり言うと体調ですね。
もし前の日の疲れが残っていたり、熱があったりしたらパフォーマンスに影響が出ますよね。
もちろん体調管理をしっかりするって言うのも大事ですが、体調不良で本番迎えてしまう事もあるかもしれません。
じゃあどうやって対策を練るかというと、具合悪い日にも練習するんですね。
どこかが痛い、疲れた、苦しい。
そんな時にどのくらいのパフォーマンスをできるか知っておくことができますし、「あの状態でも練習したな」という経験があれば、本番での強い自信になります。
基本的には体調不良の時は休みますが、やる日も作った方が良いですね。
③心理的要因
あとは当日の気持ちの問題です。
一番多いのは「緊張しちゃう」ってやつかもしれないですね。
なんで緊張しちゃうのかを考えると、環境要因や生理的要因も絡んできますが、その場ではどうしようもないので、次回までのトレーニングに反映させる事になります。
そして、その時に自分ではどうにもできない事に捉われるのをやめます。
つまり、ウンチ・ウンコは考えないことです。
清水先生が真面目な顔して「ウンチ・ウンコ」とか言うからびっくりしましたが、
・アンチェンジャブル(unchangeable)
・アンコントローラブル(uncontrollable)
の略のことで、「自分にはどうしようもない事=ウンチ・ウンコ」という事ですね。
どうにもできない事に出くわして、そこに時間とエネルギーを使うなら、「あ、これはウンコだ」と思えばパッと切り替えられるかもしれませんね。
これらの3つの観点で本番に向けて準備をすれば、自分の力を発揮できるようになりそうですね。
そしてヨガがここに活かせる事もあります。
生理的要因に関しては、そもそも体の状態を感じ取らないといけないので、体の感覚に繊細になる事が必要ですし、心理的要因に関しては心の方ですね。
日頃から自分に向き合って、自分の状態を知っておくのは、呼吸と動作をゆっくりやっていくヨガなんかが役立つ事もあります。
日頃の自分との対話、本番に向けての対策。
それぞれあると良いですね。
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9/29(日)長野県上田市
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まだ詳細決まってないので、決まり次第載せます。
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
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