30秒で苦しくないか
今日は予定があったんですが、軽い怪我でキャンセルになりました。
そんなに痛める事はないんですが、ダンスやってると時には事故がありますねw
皆さんもスポーツ等するときは避けられない部分もありますが、なるべく気をつけて。
という事であまり体を動かせないので呼吸法を実践したり、本を読んだりとまったりな1日になっています。
最近は副交感神経を優位にするためにゆっくり吐く呼吸(4秒で吸って8秒で吐く)を紹介しましたが、今日は「日常の呼吸を深くする」ために有効という「完全呼吸」を紹介しようかと。
完全呼吸はヨガで良く取り入れられる呼吸法で、このブログにも昔書いたかもしれません。
でもその前に呼吸が深い必要がどこにあるのか。
最終的には「酸欠を防ぐため」となりますが、多分一般的なイメージでは「鼻や口から入る呼吸が少なければ酸欠になるのは当たり前でしょ」となるんじゃないかと。
だけど話は少しだけ複雑で、
一回の呼吸が浅い
↓
一回で交換できる空気量が少ない
↓
呼吸が頻繁に行われる
↓
基本的に赤血球が細胞に酸素を渡してくれるけど、
浅い呼吸だと血液は「酸素が多く、二酸化炭素が少ない状態」になる事で二酸化炭素濃度が下がる
↓
二酸化炭素が少ないと赤血球は酸素を手放しにくくなって細胞に渡らない
↓
結果的に脳や筋肉、内臓などの細胞が酸欠を起こす。
というわけですね。
これはボーア効果と呼ばれていて、「血中の二酸化炭素濃度が呼吸には大切ですよ」と言われています。
じゃあ普段から呼吸が浅いかどうかはどうやって調べるのかというと、「30秒間の息止めテスト」が有効のようです。
・普通にリラックスした状態で息を軽く吐いてから止めます
・30秒数えるまで止めてみます
・無理やりじゃなく普通に止めてられればOK
・苦しいのを我慢しすぎない
という感じで試してみると結構な割合で苦しい人がいるようです。
もし呼吸が浅いという結果が出たら完全呼吸でのトレーニングが良いかも。
完全呼吸は「腹式呼吸・胸式呼吸・鎖骨呼吸」を全て使う事で、呼吸に関わる色んな筋肉を鍛えます。
また、ゆっくりのペースで呼吸する事になるので、二酸化炭素耐性もついて呼吸が深くなりやすいみたいです。
やり方としてはお腹を膨らませる腹式呼吸のイメージで吸い始めます。
そこから少し胸を張るようにして肋骨のあたりを広げます。
最後に肩を持ち上げて肺の上まで呼吸を入れます。
なるべくゆっくり繰り返す事でトレーニングになりますので、1日に5分くらいでもやってみると良いですね。
頭も冴えるし、体の回復も早くなる可能性があります。
代謝が活発になるということで、理論上は脂肪の燃焼も高まる可能性があります。
息止めテストと完全呼吸、良かったら使ってみてください。
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https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2019/08/17/020808
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https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2019/08/30/224555
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
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