反って腹筋を鍛える
今日は中村尚人さんの「腹筋革命」を読んでみました。
きつい腹筋運動ではなく、「そる」だけでいいというメソッドです。
こういう本ってたくさんあるし、ツッコミどころ満載でしょーもないやつも多いですが、著者があの中村尚人さんですからね。
効果あるかもしれないw
僕は何度か直接ワークショップを受けて良いと思いましたし、トレーナーや医療関係の知り合いも中村尚人さんの事を知っていたので、幅広く認知されている先生ですね。
なので良さそうな反面、読んだ感じとしては色々考えてしまうところもありつつです。
腹筋というと一番メジャーなのは恐らくクランチでしょうか。
簡単だけど腰を痛める人が多かったり、猫背になりやすかったり、痩せる効果は低い。
というあまり一般的には役立たない動きです。
(スポーツ動作など、目的によって有効な場合もあります)
あとプランク。
まっすぐをキープするので姿勢維持には効果的かもしれません。
これも痩せるかっていうと、そうでもないと思いますが。
そこで反る腹筋。
(立たないと意味ないですが)
・まず姿勢の観点
背中を使うので丸くなりやすい姿勢の改善には効果があるかもしれませんね。
そして使い方がエキセントリック収縮なんですよね。
(ジャンプの着地のようにブレーキで力を発揮する収縮様式です。)
日常生活の場合、腹筋は積極的に動かす場面よりも姿勢の維持のために倒れないよう、ブレーキをかける使い方の方が多いと思います。
という事で反る動作は姿勢を良くするには効果的かもしれません。
・では腹筋への負荷はどうなのか。
本の中に「クランチの1.2倍、プランクの1.5倍の効果」という風に書かれていました。
「でもキツさは1/3」だと。
コスパ最強やん。
これは確かに革命だ。
が、しかしどうやって調べたのか?
キツさは被験者に聞いたみたいですね。
まぁ、それなら一応正しそうですよね。本人がきつくないって言ってるんだから。
では効果は?
エクササイズ時の腹筋の硬さを比べたそうですね。
で、反ってる時が一番硬いと。
これはどうなんでしょうね、反るって事は筋肉は伸ばされていて、それだけでも硬くなってるので硬度で比べたら確かに硬そうです。
だから、個人的には腹筋への負荷は普通くらいじゃないかと思ってますw
・痩せるのか?
ここは交感神経を優位にする事が関係しているみたいです。
野生生活の時代では、戦ったり逃げたりするときに交感神経が優位になるわけですが、筋肉にエネルギーを送るために脂肪を使いやすくするという状態ではあります。
(そのまま運動しなかったら痩せないけど)
これは交感神経を刺激する「後縦隔」という部位が心臓の後ろあたりにあるので、反る動きで刺激が入るという事になります。
だから丸める「クランチ」や真っ直ぐの「プランク」よりも、「反る腹筋」が痩せるスイッチを入れるというのはあるかもしれません。
という感じ、効率よく腹筋が鍛えられるかはわかりませんが、結構良い運動だと思いました。
すぐ読めますので、興味があれば読んでみてください。
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https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2019/08/17/020808
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HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
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