習うよりも慣れる多めで
前回「潜在学習」について少し触れましたが、今日は「潜在学習」と「顕在学習」について。
ダンスとかで動きを習得するときや、言葉を覚えるときなんかにはこの知識が役立つかもしれません。
潜在とか顕在とか言うとイメージしにくいかもしれませんが、
要は、「潜在学習→慣れる」「顕在学習→習う」的な感覚で今日は書きます。
僕は日本語しか話せないんですが、その日本語は基本的に「慣れる」方法で覚えました。
と言うか気がついた時には話してましたよね。
話せるようになってから「国語」とかで習った気がします。
この「慣れる」と言うのは、繰り返し聞こえてくる言葉に法則性を見つけて理解したり、自分が「こうやったら伝わるかな?」と思って話した時、相手からどんな反応が返ってくるかで試行錯誤していきます。
最初は「とりあえず泣いといたらご飯くれるな〜」とかで泣いてたけど、いろんなことを試してるうちに「お腹すいた」を習得したはずです。
大人になってからもやりますよね。
レストランで「ご飯ください」って言ったら「ライスですね」って言われちゃった経験があれば、次回から「ライスください」って言ったりします。
この訂正、若干残念に感じますよねw
で、英語の学習は多くの場合で「習う」方式で学び始めます。
This→これ、Pen→ペン、そして文にする時はIsとかaが必要だと教えてもらい、
This is a pen→これはペンです。
こんな風に習いますよね。
(この文を使う時って、よっぽど変な見た目のペンを持ってて、「これは何ですか?」と聞かれた時くらいしかないと思いますけどねw)
頭で理解して考えながら実行する形なので、聴いた英語を一度日本語に変換して、話す時はまた英語に変換するような感じです。
ダンスのように体を動かす場合、「こうやって動きます」って習ったら、新しいステップでも頭を使いながらやればできます。
でも毎回「右足を出しながら腰を左に回して」とか考えてやっていたらスムーズな動作にはなりにくいですよね。
だから英語にしてもダンスにしても何度も試してみて体の感覚で覚えることも必要になります。
英語であれば「これを伝えたい」だったり、
ダンスで言えば「こうやって踊りたい」だったり、
目的を持って「すでにできてる人」を見たり、真似してるうちに何とかできるようになっていく。
それが潜在学習の方法です。
僕がブレイクダンスを始めた頃はほぼ潜在学習でしたね。
映像で謎の技を見てはとりあえず真似してみてましたw
じゃあ習うのは必要ないのか?
と言うとそうではなくて、
自分で試行錯誤しているところにコツを教えて貰えば、上達は加速します。
ただ、教わるのは加速装置ではあるけど、教わるだけではできるようにならないですよね。
水泳なんかは顕著で、座学だけで泳げる人っていないと思いますし。
だから技術を向上させるような時は基本的に「慣れる」と言うスタンスでどんどん体を使って覚えて、やってみてもわからないところ「解決したいところ」を習うようにすればいいでしょうね。
結論はめっちゃ普通な感じになりましたが、こういうことってちゃんと研究されてるんですね。
体で覚えるのは動物でも可能で、脳の領域としても比較的古くから発達してるところを使います。
習って覚える場合はより高度なところを使います。
高度な領域を使う場合はエネルギーを大量に消費するから疲れる。
だから必要がなければ忘れていきます。
だから、ただ習ったことは忘れてしまいますが、体で覚えたことは忘れないって言う特徴もありますね。
自転車は忘れないけど、三次関数は忘れやすいですもんね。
<ヨガ動画>
https://m.youtube.com/channel/UCd_aX1pAskhMbEmLxoFcFRQ
だいたい毎日ヨガの練習動画を上げてます。
レッスン動画じゃないので、詳しい説明とかはしてないです。
<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
お問い合わせはLINEから受け付けています。
こちらのアカウントを友達追加して、トークから(お名前、お問い合わせの内容)を入力して頂くと返答致します。
メールでのお問い合わせも可能です。
bb.yo.hiroki@gmail.com