知的関心が弱かったという自覚あり
メンタルトレーニングのシリーズが途中だったので、今日は続きを。
強いメンタルを持ったアスリートはどんな特徴を持っているのか、というコーナーなんですが、
今まで「プラス思考」「自信」「競技に対する価値」とかを紹介しました。
今日は「知的関心」というやつです。
これは僕自身がダンスを始めた頃に全くできていなかった事で、上達が遅かったし、それにイライラしてもいました。
「才能ねぇな!」って思ってw
「その分根性で練習だ!」的な発想でした。
上達するためには「根性」とかもあった方が良いけど、「知的関心」が弱い状態で根性を使っても悪影響が大きいです。
(僕はそれでしたねw)
知的関心って書くとちょっとイメージしにくいかもしれませんが、要は「どうやったら上手くなるのか、どうやったら勝てるのかを知りたいなー!」という状態です。
当たり前に感じるけど、これができてなかったんですよね。
僕は当初「練習すれば上手くなる」って思ってたし、「人より練習すれば勝てる」って思ってました。
「1番に練習場所に行って、最後までやるぞ」的なスタンス。
その結果「一番練習してる下手なやつ」でしたw
もっと良い練習方法、トレーニング方法、栄養や休養、メンタルの持ち方、便利なアイテム、強い人の考え方など、いろんな情報を集める事を怠ってひたすら練習してたんですよね。
これだと体力がついたり、ある程度上達はしますが、明らかに非効率なんですよね。
何か一つの技術を身につけるために、自分が1から試行錯誤しなくても、誰かが効率の良い習得方法を知っていることが多いです。
実際5時間練習するより、4時間バイトして1時間習いに行くほうが効率的なことも多かったと思います。
当時は「習うのとかカッコ悪い」って思ってたから非効率な練習多かったな〜w
質の高い練習をたくさんできる様に、体力をつける方法だって効率がいいものと悪いものがあります。
体力をつけるなら「とりあえず走る」とか、筋肉つけるなら「とりあえず腕立て伏せ」とかになりがちでしたが、本番の状況から逆算してトレーニングしないと意味ないですよね。
そう言えばバレーボールやってた時も「走るのが一番良い」って先生が言ってたけど、完全に違うと思いますねw
結果を出してる人に聞けば、本番で力を発揮する方法が分かります。
「試合で練習通りにできない」とかって一時期あったし、そういう人って結構いるんですが、それは練習の仕方が合ってないんですよね。
本番でいきなり出番が来るならウォーミングアップなしで練習したり、環境の影響を受けるならいろんなところで練習した方がいい。
「パフォーマンスを高める練習」と「本番で発揮する練習」どっちも必要。
技術向上のために助けとなる道具も実は色々あります。
これはカメラを使ってから大きく感じたんですが、使えるものはなんでも使った方がうまくなりますよね。
同じ技を10回練習するより、カメラで撮って確認しながら3回やった方が多分効率が良かったりします。(当然内容にもよるけど)
また、曲のスピードを変更できるアプリとか、時間を測るタイマーとか、みんながどんものを使ってどんな成果を出しているのかを気にしていれば、いろんな情報が入ってきますよね。
数年前までの「練習だけ頑張る」という経験は今となってはいい経験でしたが、「上達するためには」という観点ではかなり時間の無駄でしたw
何がなんでも勝ちたくて、情報収集にも余念がない人は、当然逆境にも負けないメンタルを持っていることが多いと思います。
自分が活躍したい分野に「知的関心」があるか、確認してみてもいいかもしれませんね。