ポーズができないのはなぜ?
今朝はテルマー湯へ。
新宿で泊まる時は基本ココなんですよね〜
旅先は漫喫が基本なんですが、温泉に入れて泊まれるので、ついつい行ってしまいます。
という事で今年最初の授業でYMC新宿校に行ってきました。
今年もまた学びを深めていきたいところですね。
最近はずっとアジャストメントの練習なので、1つ1つのポーズに対して理解が深まってきました。
ヨガのレッスンでは言葉や視覚でポーズを伝えますが、インストラクターが思った形と同じように参加している方が動くとは限りません。
例えばトリコーナアーサナを伝えたとして、
伸びが不十分だったりしたら「もっと右手を上に」とか、「足に力を入れて」とか言ったりします。
それでもなかなか改善しない場合は、インストラクターが触れて修正したりします。
そんなアジャストメントをするにあたって、なぜちゃんと伝わっていないのかをインストラクターは考える必要があります。
ヨガに限らず運動指導をしていると、必ず言った通りに動けない場面に出くわします。
一回言っただけで正しくできたら苦労ないですもんね。
その時に「なぜ?」を考えるヒントとして、4つの分類があります。
1、エモーション
2、モーターコントロール
3、フォースクロージャー
4、フォームクロージャー
1のエモーションは脳での認識ですので、そもそも間違って伝わっている場合です。
右手を上げるところで間違えて左手を上げているのであれば高確率でこれでしょう。
よく聞こえてない、よく見えてない、ボーッとしている。など、初歩的な対処法が考えられます。
エモーションが原因の間違いが多発するクラスは結構ヤバいw
インストラクターがかなりのポンコツか、参加者に対して難度が高すぎるのだと思います。
2のモーターコントロールは頭ではわかってるんだけどうまく動かせない感じですね。
脳での認識は正しいのに神経伝達がうまくいっていないわけです。
手を真上に上げているつもりだけど、斜めに上がっていて、そこを言えば直る場合はこれですね。
対処法としては体の使い方を覚える必要があります。
3のフォースクロージャーは筋肉など力をが適切じゃなくてうまく動けない状態。
脳での認識は正しく、神経伝達の問題もないけど、筋力がなくてできないようなもの。
チャトランガで潰れてしまうのはこれかもしれません。
もちろんエモーションかもしれないし、モーターコントロールかもしれないですが。
まぁ、筋トレで解決ですね。
4のフォームクロージャーは関節部分の問題です。動かそうとしても体が硬かったり怪我をしていてできないという状態。
こういうのはストレッチで解消できる可能性があります。
という事で、うまくできていないなら、ちゃんと伝わってるのかを考えて、体の構造上は動けるけど動かし方が悪いのか、力が足りないのか、柔軟性が足りないのかを見極めなきゃいけませんね。
インストラクターやトレーナーは結構、筋肉の硬さや弱さしか見ない人が多いですが、モーターコントロールの問題はかなり多いです。
できなかったらとりあえずストレッチしましょうとか、筋トレしましょうとかっていうアドバイスはちょっと考えものですね。
色んな角度から考えられるようにしていきたいところです。
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 落ち着いたらレッスン情報も! 興味があれば是非読んでみてください。 質問などもあれば、こちらで受け付けています。
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