ゴルディロックスなポーズ
今日は2/2のワークショップのクラスについてもう一つ。アームバランスのクラスですね。
アームバランスのクラスは麻美先生とのコラボで行い、
太陽礼拝にも出てくるプランクやチャトランガをベースに体の重心コントロールをしていきました。
細かい内容は今日書きませんが、基本的な考え方は「バランスポーズは集めてドーン」の記事で書いてます。
なので今日はなんでアームバランスやるの?的なお話。
そもそもアームバランスって、日常に必要な動きではないですよね。
上半身の強化に役立つくらいかな。
ただ、慣れるまでは非常に難しいので、ものすごく集中します。
これはアームバランスに限った話ではありませんが、難しいポーズを取るメリットの一つですね。
床に接している面積が小さいほど、重心が高いほどバランスを取るのは難しく、しかも足に比べて腕は体を支える筋力が弱いから重心がブレやすい。
腕だけで支えるって言うのは明確に難しいわけです。
難しいから良いとは限らないんですが、自分にとって適切な難度(簡単すぎず難しすぎず)の事をしていると、人はフロー状態に入ると言われます。
フロー状態って、なんかすごく調子いい感じで、仕事、スポーツ、アートなどいろんな分野で聞く言葉ですが、夢中になっているので不快感はなく、いつも以上に力が発揮できるので成果があって、その結果自分の成長があります。
この前読んだダニエルピンクの本では、このフロー状態に導くちょうど良いレベルの仕事を「ゴルディロックスな仕事」と言っていました。
ゴルディロックスって、3匹の熊の物語に出てくる女の子の名前で、クマの家のちょうど良い物を見つけていくお話だからみたいですね。
ヨガのポーズでも「ゴルディロックスなポーズ」を取っていけば夢中で成長できるかもしれません。
よくヨガインストラクターが言う「無理をしないで気持ちいい所でポーズをとりましょう」というのは、本当にそのままの時もありますが、実際には自分にとって「楽すぎず・きつすぎず、夢中でできる所」という場合もあります。
今回のアームバランスのクラスでも、バカーサナが厳しければまずはプランクやチャトランガ。
それも厳しければ膝つきプランクや八点のポーズ。
と言う風に段階があります。
逆にバカーサナが余裕になったら形を変えたり、片手にしてみたり。
自分にとってゴルディロックスなポーズにしてはいかがでしょうか?
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 落ち着いたらレッスン情報も! 興味があれば是非読んでみてください。 質問などもあれば、こちらで受け付けています。
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