着ぐるみを脱ぎましょう
今日はリラックスヨガの授業でした。
僕はリラックスっていうキャラでもないですが、考えられる限りリラックスできる60分間のヨガを作ってみました。
血管の位置や筋肉の性質的に効率よく血流を良くしたり、
(腋の下と腿の付け根に太い血管が通ってるので、そこの血流を特に促進しました。)
後半に逆さまになるポーズを入れる事で血圧が下がりやすくしたり、
(首のあたりに血圧のセンサーがあるので、逆さまになって首あたりの血圧が高まると、血圧を下げようとするサインが出ます。)
最後に仰向けで脱力する前にちょっと力を入れて抜くようにしたり、
(漸進的弛緩法という言い方で、体の力みを取るのに使われる方法です。)
色々とテクニックを駆使して思うのは、そういうのも超重要だけど、レッスン中の雰囲気が安心できる事とかの方が重要だったり、理論が立ってなかったとしても、相手にリラックスしてほしいという気持ちがあれば、結果的にいい内容になるって事ですね。
今日ペアでレッスンをし合った人も、「解剖学的にどうこうはあまりわからない」と言っていましたが、本人が気持ちよく感じる内容をやってくれたので、実際にリラックスしたし、後から分析するととても理にかなった内容になっていました。
やっぱり無理に知識を使ったするよりも、自分自身の体験を元に話してくれた方がスッと入ってきますね。
それが等身大の振る舞いだと思うし、本質的な伝え方だと思います。
僕も知識を使うときに、自分が実践していないものに関してはなるべく使わず、それでも相手に必要そうであれば「やった事ないけど」と言って使う感じになります。
(関西人の「知らんけど」に近い気がする。)
前の授業でもこの「等身大の自分」でいる事が大切だと習いましたが、今日もその話になりましたね。
ヨガの先生っぽい感じは、ある意味「着ぐるみを着てるような感じ」と言っていましたね。
その場は楽しいですよね。
可愛かったり、面白かったりのキャラクターがありますからね。
しかもガチャピンは超多才でダンス歴もどうかしてます。
専門力があって、キャラもいいけど、中身がよくわかないから人生相談とかはしたくないですよね(個人的には)。
いつも楽しいガチャピンさんだけど、本当は中に人がいるわけだから、実際はどういう人で何を考えてるのか、ちょっと怖くなります。
これは「ヨガの先生の自分」で相手と関わるのと同じで、相手にとっては的確にヨガを教えくれるし、雰囲気もヨガの先生のイメージ通りで楽しいかもしれませんが、その人の人柄が見えてこないので、なんか心が繋がらない感じになってしまうのだと思います。
僕は今思うとそういう経験が多くて、ダンスを始めた頃も、フィットネスを始めた頃も直面しました。
ブレイクダンスって、元々はアメリカのギャングが殺し合いをしていたのを止めるために、踊りで戦うという事を始めたものだったので、踊りの中で相手を威嚇したりします。
だからダンスバトルでは相手を睨みつけたり、ケンカ腰になったりするのが多かったんですが、よーく考えてみると、
・ギャングの殺し合い→ダンスでバチバチ=平和になった。
っていう流れですけど、
・普段大人しく生活→ダンスでバチバチ=平和じゃ無くなってるw
これは形を真似した結果、本質から離れたという残念な感じにw
だからダンスを踊るときも、そのままの自分でいようと思ったし、フィットネスのインストラクターだからって無理に元気に振る舞うのも随分前にやめました。
確かに色んな顔があるっていう表現はできるけど、僕は何をしてても自分でありたいと思いますね〜
(その上で成長はしたいけど)
「インストラクターとして振舞わなきゃ」っていうのが重荷になってる人は、ありのままでやってみてはいかがでしょうか?
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
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