メモの魔力
今日はインターナショナルヨーガセラビーデイというイベントのために大宮に来ています。
毎週乗り換えで使っていた大宮ですが、降りたのは初めてですね。
という事で色々お勉強していく感じなんですが、ちょうど先週くらいに知り合いから勧められて「メモの魔力」という本を読んでいました。
僕は基本的にマインドマップを使って思考を整理したり、学んだ内容を整理したりします。
なのでこの本に書かれているメモの仕方とはやり方が違うんですが、実質同じことをしていました。
何をするかというと、「ファクト」→「抽象化」→「転用」という風に本では書かれていました。
ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、要は「とりあえず聞いたこととかを書く」→「それってつまりどういうこと?」→「自分だったらどう使う?」という事になります。
おそらく多くの方が学生時代にノートを取ったと思います。(一切取らなかったという人もいるみたいですがw)
基本的には先生の言ったこととか、黒板に書いたことを書きますよね。
場合によっては一字一句漏らさないように正確に取る人や、色ペンをたくさん使ってキレイにする人もいますよね。
どっちもすごいけど、目的によってどんな取り方がいいかは変わってきます。
一字一句漏らさないように書く人は、かなり集中力が鍛えられますし、絶えず書き続けるわけですからペンを握る手には無駄な力が入らないように絶妙な力加減を習得するでしょうね。
単純作業向きの人ですね。
ノートをキレイに取る人は、ある意味授業ノートを作品にしているわけですから、視覚的に見るのが楽しくなったり、レイアウトや図を使うことで理解しやすい形に編集する能力があると言えます。
情報に付加価値をつけられる人ですね。
でも「授業の内容を効率よく活かす」という観点ではどちらも適さないですね。
実際に役立てる場合の3ステップでは、
①ファクト
授業を聞きながら重要な観点をとりあえずわかるレベルでいいから書き残します。
基本的に頭フル回転、手フル回転になりますので、キレイに書くより速さが重要ですね。
②抽象化
重要な観点を書いたら、それはどういう事なのかを抽象的にして書きます。
例えば以前、ヨガの先生に「マットをきちんと畳むとか、靴を揃えるっていうのがポーズを取る以上に重要」と言われたことがありますが、
要は「細かいところまで気を配って気が付けるようになる事が体を動かす時の気づきにもつながる」と捉えられます。
「これって、こういう事だよね?」というまとめ的な。
③転用
ファクトを聞いて終わりよりも、抽象化する事で理解は深まりますが、それだけだと「わかるけどできない」という状態です。
さっきの例で言えば、「細かいところに気を配って気づく必要がある」と気づいたのなら、「自分ならパソコンのファイル名を統一してフォルダを整理する」とかに転用してもいいわけです。
せっかく学んだ情報も、そのままじゃ同じ状況の時にしか使えませんが、応用可能な状態にしてから自分に合った使い方ができればいいですよね。
ヨガ哲学とかって、かなり昔に作られているので、現代社会だとそのまま使いにくいものもあります。
「人の物を盗まない」とかは大事だけど、今の社会ではもはや常識化してますよね。
そうなると「時間とか空間も含めて相手の資源を奪ってはいけない」という風に考えて、「LINEで済む用事をわざわざ電話かけるのはまずい」とかに応用されたりしますよね。
色んな場面で情報を得ることがあると思いますが、是非「抽象化」と「転用」もしてみて下さい。
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
お問い合わせはLINE@から受け付けています。
https://line.me/R/ti/p/%40psg0714x
こちらのアカウントを友達追加して、トークから(お名前、お問い合わせの内容)を入力して頂くと返答致します。
メールでのお問い合わせも可能です。
bb.yo.hiroki@gmail.com