蹴れれば歩けるのかも
前に骨盤の構造と骨盤の動きについて少し書きましたが、前後は「前傾」「後傾」という動きでした。
https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2019/05/24/171819
そして骨盤には、その他に横へ傾く動きや捻る動きがあります。
横の動きは側方傾斜、
捻りは回旋ですね。
これらの動きには脇腹にある腹斜筋が深く関わっていて、
ウエストを引き締めるエクササイズは側方傾斜や回旋がたくさん使われていると思います。
くびれ効果があるとすればより重要な動きになりますね。
(腹斜筋を鍛えれば脇腹の脂肪が落ちるというわけではないので、直接的に痩せるわけではないと思いますが)
腹斜筋は外腹斜筋と
内腹斜筋があります。
なので上体を右にひねる時は、左側の外腹斜筋と右側の内腹斜筋が縮みます。
そして右側の外腹斜筋と左側の内腹斜筋が伸びます。
(文章で書くとさっぱりわからんねw)
という風に左右の外腹斜筋と内腹斜筋が状況に合わせて使われます。
(人の体は良くできてますね〜)
この側方傾斜と回旋に関しては、日常動作で言うと歩くときによく使われます。
歩行ってなんとなく脚の運動なイメージかもしれませんが、骨盤は3Dに動く運動ですし、上半身もかなり関与します。
でも街なんかで実際に歩く姿を見ると、上半身が使われていなかったり、骨盤の動きが不十分だったりする人が多いです。
でも、どう動けばいいかを知っても実践するのは結構難しくて、意識するほどぎこちなくなったりしますw
「こうやって歩きましょう」って伝えたら意識しすぎてロボットみたいになっちゃうのが普通ですw
(最近のロボットは自然に歩くけどね)
ロボットと言えば、この前電気屋さんに行ったらペッパー君がたくさんいたけど、1人だけずっと居眠りしてました。
(名前バレとるからな、ペッパー3号。)
あ、話それちゃたけど、僕は歩き方については専門家ではないですが、一度ウォーキング指導の講座に出たことがあります。
歩行の中にも色んな動きがあって、頭で考えると非常に複雑です。
ただ、今回伝えている骨盤の回旋と側方傾斜に関しては、最近ちょっと参考になりそうな動きを見つけました。
回し蹴りです。
もちろん、直接的に歩行の練習にはならないと思うんですけど、結構共通点があります。
①蹴る足と同じ方の手を振る
画像のように右足で蹴る場合、左手はカウンターに対するガードをしていますが、右手は後ろに強く振る事で胴体・骨盤を回旋させ、足を前に出すパワーを得ます。
そして足が前に行く分、重心が前に行っちゃうので手を後ろに下げる事でバランスを取ります。
②上半身が倒れすぎないように横に倒す
右足で蹴ると体は左に傾くので、上半身を右側に倒さないと体が倒れてしまいます。
なので、さっきの腹斜筋とかを使ってバランスを取ります。
これは歩くときにも起きている捻りと側屈の動作です。(だいぶ動きの大きさは違いますが)
最近蹴りの練習しているので感じた事ですが、正しく蹴れれば、正しく歩くための筋肉はつくし、動き方も学習できるかもしれません。
歩くって、とりあえず左右の足を前に出せば進めますので、正しく動かなくてもできちゃいます。
でも回し蹴りはちゃんと動けないと強くは蹴れないです。
だからちょっといいかもな〜と思ったんですけど、考えてみたら家で回し蹴りの練習してたら家族が心配しますよねw
旦那さんが「俺、なんかしたかな?」って逆DVに怯えたり、
お母さんが「ついにグレたか」と悩んだりするかもしれません。
そんな時は、まず両足で立って、手を合わせます。
目をつぶって何度か呼吸をすると尚良いです。
そしてゆっくり動き出して、
KICK。
スローでね。
からの、
合掌。
知らない人から見れば、手を合わせてスタートしてゆっくり動いて戻れば、ヨガっぽいですからねw
「なんだ、ヨガか」と納得してくれる事でしょう。
是非、家族に心配をかけないように実践してみて下さい。
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
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