2分野を極めた人の本
ここ最近、こんな本を読んでました。
習得への情熱。
技術を習得するとか、何かの分野で上り詰めるためにどうしたらいかという内容の本なんですが、個人的にはかなり面白かったですね。(結構長いけどw)
まずね、著者のジョッシュ・ウェイツキンさんがマジですごい。
世界トップレベルのチェス選手として、若い時から(というか子供の頃から)有名だったらしく、早くに1分野を極めた人なんですが、その後「推手(すいしゅ)」という中国拳法の分野でも世界一になります。
どんなものにも共通点はあるかもしれないけど、チェスと中国拳法って、あまりにかけ離れたものに感じますねw
それをどちらも極めるとは。
めちゃくちゃ頭が切れて、めちゃくちゃ体が動くというわけですから、「キングダム」でいう「李牧」みたいな人です。(漫画読まない人すいませんw)
さすがに離れた2分野を極める人だけあって、参考になる考え方や手法がたくさんありました。
(実は前回書いた「本番で緊張しない方法」もこの本からの情報を混ぜています。)
そもそもチェスでの経験を格闘技に応用できるというのは、「置き換え」の能力が高いですよね。
よく「抽象化→具体化」とか言いますが、別分野の知識や技術はそのまま使えないけど、一旦抽象的に理解すれば転用できたりしますよね。
あれがうまいんだろうな〜
例えば、チェスで相手が不正をし、集中を乱してくるときの対処法を、格闘技で反則技を使ってくる相手への対処に置き換えたりしてました。
チェスでの精神的な攻撃と、格闘技での危険な攻撃は全然違うけど、本質的には同じ部分があるってわけですよね。
抽象化→具体化と言えば、筋力トレーニングは基本的にその流れが大事ですよね。
例えばジャンプ力をつける目的で、スクワットの正しいフォームを覚える事ができたとしても、スクワットとジャンプを切り離して考えていてはなかなか成果が出ません。
でも「この正しいフォームなら床を最大限押せる」という感覚が得られて、それをジャンプに活かせば成果が出ます。
スクワットの正しいフォーム→つまり床を最大限押すこと→床を最大限押す感覚でジャンプ→ジャンプ力向上
こんな風に抽象化→具体化して使うことがほとんどです。
どんな分野でも大事な技術ですよね。
他にもいろいろ面白かったので、また書きます。
<Youtube>
https://m.youtube.com/channel/UCd_aX1pAskhMbEmLxoFcFRQ
ヨガ、トレーニング、ダンスなどの動画を上げています。
<格闘技オンラインレッスン>
https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2020/12/05/200044
総合格闘技の元世界チャンピオン「岩木秀之」さんのオンラインレッスンに関してはコチラ
<ウェブサイト>
あたりまえヨガ
https://peraichi.com/landing_pages/view/atarimaeyoga2019
<柔軟性向上まとめの記事>
https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2021/01/09/200003
<自律神経を整える記事>
https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2021/02/20/200000
HIROKI
日頃、一般の方向けに理想の見た目や機能を持った体づくりを指導しつつ、その知識を使って自らのトレーニングをしています。 このブログではヨガを実践する方向けに、体の仕組みに基づいた技術向上の方法、ヨガの哲学に関して、論理的に分析して理解を深めるという内容を発信していきます。 興味があれば是非読んでみてください。
パーソナルトレーニングやグループレッスンに関して、基本的には上田市内で行なっていますが、遠方への出張も可能です。
詳細はコチラ
https://uedayogahiroki.hatenablog.com/entry/2020/12/11/200026
お問い合わせはLINEから受け付けています。
こちらのアカウントを友達追加して、トークから(お名前、お問い合わせの内容)を入力して頂くと返答致します。
メールでのお問い合わせも可能です。
bb.yo.hiroki@gmail.com