過程を楽しむのも大事
今日もオススメ本「ロジカル筋トレ」からです。
トレーニングは目的を考えて、「適した種目を選ぶことが大事」って言うのは前回書きました。
ちゃんと考えてトレーニング種目を選べば、「無駄がなく、最短で目的達成ができる」ということになりますね。
試合を控えたアスリート、舞台を控えたアーティストなどは、割と短期の目標である上に、結果を出すために全てを犠牲にする覚悟もあるので、まさにこの考え方でやるべきですよね。
・結果を出すことが絶対に必要
・過程を楽しむことは基本的にどうでもいい
・目的達成されればその先はどうでもいい
若いアスリートなんかは、特にこう言う考え方になることが多いと思います。
僕がやっているブレイクダンスの世界でも、体を壊すような動きをたくさんやる人もいるし、練習は辛くて当たり前と言う感じで、必死に取り組む人も多いですね。
僕も昔はそうやって、ちゃんと（？）練習してましたw
だけど、長い目で見た時に、スポーツやアートでの結果、自分の体型変化がどのくらい重要なのかも考えてみると良いかもです。
例えば、「体を鍛える、技術の練習をする、体のケアをする、ライバルの研究をする」など、色々なことをやっていけば一日に何時間もトレーニングなどに時間を費やす事になりますよね。
そして今の自分よりも向上するためには、今の自分が辛いと思う事をやるのがほとんどです。
つまり、辛い時間が長く続きます。
だから「結果が出た時に、全ての辛い経験がひっくり返るほど喜べる」とか、「成長の過程も楽しめる」と言うことがないと、人生トータルで見たらプラスにならないのかもしれません。（もちろん、それ自体もいい経験ですが）
だから、「理論的にどうやったら目的達成がしやすいのか」を考えると同時に、
・目的達成したらどれだけ嬉しいのか
・同程度の効率ならどの方法が楽しめるのか
と言うことを考えることも、ある意味「ロジカルトレーニング」になるんじゃないかと思います。
僕はもう、「ダンスバトルで優勝することに全てを賭ける」と言う気持ちは無くなってしまいました。
でも、
・ダンスパフォーマンスを高めることで、ダンスエクササイズもより良いものになる
・体の構造を知って、実践する事で、ダンスパフォーマンスも高まり、他の人の動作アドバイスもできる
・体のケアについて知ることで、自分の練習効率が上がるし、どこか不調がある人のサポートもできる
・音楽をたくさん知ることで、ダンスの音楽性が上がるし、エクササイズに使える曲も知れる
多くのことが仕事に直結する「一石二鳥」なんですよね。
だから今でも自分の練習は欠かさないし、チャンスがあれば大会にも出ます。
昔は「大会で勝つことくらいしか自分に自信が持てない」みたいなところあったんですけど、今は「他の場面でも誰かの役に立ててるならいっか」くらいに思ってますw
皆さんも色んな目的でトレーニングをしていると思いますが、その過程を楽しめるように考えるの良いと思います。
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